基板修理サービス(単体基板修理/FA機器修理)
基板修理サービス一覧
当社は、基板修理サービスとして、単体基板修理、FA機器修理の2つのサービスをご提供します。
1.単体基板修理・FA機器修理サービスの内容
故障した装置や業務用機器(海外製を含む)の基板修理を行います。まずは故障の原因を解析・特定します。そのうえで、故障部位の修理や部品交換および改造等を実施することで、装置を再度ご使用いただける状態にします。また、故障の原因となることの多い、経年劣化する部品については、予防保全のために原則として全数交換を行います。
プログラムICが故障の原因となっている場合でも、当社ではICライターを多数取り揃えているため、修理することが可能です。(プログラム自体が壊れている場合やプログラムがロックされている場合を除く。)
カスタムされたICやハイブリッドICが故障の原因となっている場合には、修理不可となる場合もありますが、それらが故障の原因となっているケースはほぼなく、全体の数%に留まります。
保証期間は安心の1年間です。また、もし修理できなかった場合には、費用※をいただいておりませんので、ご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
- お客様から当社へ対象基板等をご送付いただく際にかかる費用は、送料元払いです。
- 当社の単体基板修理サービスでは、個人のお客さまおよび家電等の民生品の基板修理については、原則として受け付けていませんので、あらかじめご了承ください。個人のお客さまや民生品の修理の際は基板修理ドットコムをご利用ください。
2.単体基板修理・FA機器修理サービスの特徴
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修理不可無料
修理することができなかった場合においては、費用※をいただいておりません。
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見積もり無料
現物をお送りいただければ正式見積りさせていただきます。お見積りまでは無料ですのでお気軽にお問い合わせください。
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写真診断無料
概算見積り時に写真で診断をさせていただいています。写真診断においては無料です。
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回路図不要
回路図がなくても、問題ございません。ご依頼いただくほとんどが回路図はございませんのでご安心ください。
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保証期間1年
修理が完了後にお客様にて動作確認を実施していただき、問題なければ検収を上げさせていただきますので検収連絡日から1年間の保証期間を設けております。
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メーカーサポート終了品歓迎
メーカーサポートが切れた20年前、30年前の修理を行っています。メーカーサポートがある場合には、そちらで修理されることをおススメしています。
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修理成功率95%超(当社調べ)
ほぼ直せると考えていただければと思います。直せない場合は、費用※はいただいていませんので、お気軽にお問い合わせください。
- お客様から当社へ対象基板等をご送付いただく際にかかる費用は、送料元払いです。
3.基板修理の実績
※表が見切れている場合は左右にスクロールしてください
区分 | ユニット名 | メーカー (日本語表記) |
メーカー (英語表記) |
備考 |
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サーボモータ関連 | サーボアンプ/ドライバ コントローラー 位置決めユニット 電源ユニット |
三菱電機 安川電機 富士電機 山洋電気 - |
MITSUBISHI ELECTRIC YASKAWA ELECTRIC FUJI ELECTRIC SANYO DENKI - |
MR-S,MR-J,MR-Hシリーズなど SGDH,CACR,CPCRシリーズなど FRC-400Aなど 65BAなど - |
PLC関連 | シーケンサー リレー出力ユニット 画像処理ユニット 通信ユニット トランジスタ出力ユニット |
三菱電機 オムロン パナソニック ジェイテクト - |
MITSUBISHI ELECTRIC OMRON PANASONIC JTEKT - |
MELSEC-Aシリーズなど C200H,C500Hシリーズ - TOYOPUCなど - |
4.基板修理の事例紹介
具体的な事例
対象名
インバータユニット
メーカ
安川電機(YASUKAWA)製
型式
Varispeed 626MTⅡ-5.5K.T
不具合内容
OKUMA製マシニングセンタの主軸回転司令が入らず、主軸が回転しない
修理内容
1.症状および外観チェック
- 天面の基板ACガラスヒューズ 4FU、5FU ➝ 両方共断線を確認
- 筐体部のACガラスヒューズU、V、W ➝ V側のガラスヒューズのみ断線を確認
- R、S、Tのヒューズ大 ➝ RとS側のヒューズ大の断線を確認
- ヒューズ断線のため通電確認不可
- 電源基板と筐体部に故障原因があると推測
2.不良部品の交換
- ヒューズ 5個 不良交換
- サイリスタモジュール 1個 耐圧不良交換、2個 予測交換
- ファン 1個 不良交換
- トランジスタモジュール 7個 予測交換
- ダイオードモジュール 2個 予測交換
- トランジスタ 8個 予測交換
3.経年劣化部品の予防保全交換
- ヒューズ 3個 保全交換
- 電解コンデンサ 57個 保全交換
- リレー 7個 保全交換
- フォトカプラ 11個 保全交換
4.通電および動作確認
通電確認異常なし(OSランプ、OHランプ点灯確認)
原因考察
経年劣化によるパワーモジュールの故障
交換部品
ヒューズ 8個、サイリスタモジュール 3個、ファン 1個、トランジスタモジュール 7個、ダイオードモジュール 2個、トランジスタ 8個、電解コンデンサ 57個、リレー 7個、フォトカプラ 11個
5.基板修理に関する費用について
お見積りはもちろん無料、修理不可となった場合も無料※です。
修理成功率95%以上(当社調べ)
直らなかった場合は、無料※です。
ただし、ご発注後のお客様都合によるキャンセルは、実費をご負担ください。
- お客様から当社へ対象基板等をご送付いただく際にかかる費用は、送料元払いです。
6.お問い合わせの流れ
※画像が見切れている場合は左右にスクロールしてください
- 1 お願い お問い合わせ時に、基板に搭載されている部品品番が識別できる写真をお送りいただくと、精度の高い見積りをお渡しすることが出来ますので、ご協力お願いいたします。
- 2 現物の送付をお願いする場合があります。
装置の中には、複数の基板が入っていることがあります。全ての基板を確認して、修理させていただくことは可能ですが、費用としては増加する傾向があります。メーカーに問い合わせし、どの基板が故障しているか特定した後ご依頼をいただく方が、修理費用を抑えることができます。
回路図や故障基板と同型の良品基板をお送りいただければ、解析の時間を短縮することができますので、費用として抑えることができます。(両方とも無いケースがほとんどですが、所有されている場合はお送りください。)
こちらも、可能であれば、ということになりますが、修理後の確認作業が短縮することができるので、費用を抑えることができます。
故障が起こった推移(突然なのか、徐々になのかなど)やエラーメッセージがでるかなど、分かる範囲で詳しくお伝えいただくと解析スピードが上がるので、費用を抑えることができます。
7.修理した基板の納品後の対応について
何度でも再修理させていただきます。※
検収日についても、ご相談させていただきます。
修理した基板を、お客様の装置につなげ稼動させることで修理の最終確認が可能となります。そのため、実際につなげたものの装置が動かないといった場合も発生します。このような場合においても、何度でも再修理対応させていただきます。※再修理につきましては、同一基板の同一症状に限らせていただきます。
また、お客様によっては生産状況の関係で装置とつなげ最終確認をする時間がなかなか取れないこともあるかと思います。そういった場合においても、柔軟にご相談させていただきます。
再修理 回数 |
検収時期 | |
---|---|---|
当社 | 無制限 | お客様と ご相談 |
8.FAQ(よくある質問)
9.WEB説明会のご案内
基板修理等、弊社でのサービスにてご不明点がございましたら、WEB会議にてご説明させて頂くことも可能です。
必要な時間は10~15分程度ですので、お気軽にご参加いただけるかと存じます。
お客様のご希望日程に、スマホやパソコンでご参加いただけます。
- Google MeetやZoomを使用いたします。
WEB商談も対応可能!製品情報・御見積に関するご依頼・ご質問等お気軽にお問い合わせください。
(平日9:00~17:00)
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